MESSAGE 代表挨拶

 

医療の進歩と共に、人類以外の種(細菌やウィルス)との闘いは、ほぼ治療法が確立されました。医療の次なる治療対象は、癌や難治性の変性疾患といった、人間自身が自分の意図と反して産みだす疾患へと変わりました。
 
私は眼科医として、日々難病を抱えた患者さんと接しております。治療法が無い病気を抱える患者さんの気持ちに何とか答えたい、と考えている中、京都大学医学部眼科学の吉村長久前教授の導きがあり、京都創薬研究所の代表取締役を任される事になりました。
 
京都創薬研究所は、KUS剤(Kyoto University Substances)の開発を担います。KUS剤は、京都大学医学部生命科学研究科の垣塚彰教授が産みの親。京都大学医学部付属病院 臨床研究総合センターの池田華子准教授が育ての親です。KUS剤は、ATPの消費を抑えてATPを有効活用し細胞死を抑制する、という、従来に無い全く新しい薬理作用を持つ化合物です。動物実験において、網膜色素変性症や緑内障といった慢性的な変性疾患に対し、強い細胞保護効果を発揮する事が確認されています。この有望な化合物の開発を引き継ぎ、難病患者に届けられるよう次のステージに繋げるのが、京都創薬研究所の使命です。薬理作用から考えると、眼科以外の領域の難治性変性疾患にも効能が期待できます。
 
 
私達、京都創薬研究所のメンバーは、
 
難治性疾患の治療薬を開発して世の中に提供する、という強い情熱を持って、
研究開発を担う製薬メーカーとしての社会的責任を常に念頭に置き、
社会に対して、アカデミアに対して、医療界に対しての感謝の念を持って
 
真摯に研究開発に取り組みます。
 
現在、難病を抱える患者さんのみならず、将来の患者さんへの福音となりますよう、願いつつ研究開発に取り組みます。
 
武蔵 国弘

 

COMPANY 会社概要

社 名

株式会社 京都創薬研究所
(英文表記:Kyoto Drug Discovery & Development Co., Ltd.)

本 社

京都市 左京区 吉田本町 36番地1
国立大学法人京都大学 国際科学イノベーション棟 

ラ ボ

京都市 左京区 吉田本町 下阿達町46-29
国立大学法人京都大学 医薬系総合研究棟416号室

大阪事務所

大阪市 浪速区 難波中 2丁目10番70号 なんばパークスタワー 1944号室

社 長

代表取締役 武蔵 国弘

事業内容

医薬品、診断薬、再生医療等製品、医療機器、医療器具、試薬、研究用消耗品等の研究開発等

設 立

2015年5月15日  沿革を見る

決算月

4月

資本金

1.614億円(2018年2月28日現在)

取引銀行

三菱東京UFJ銀行 東寺支店、三井住友銀行 京都支店

HISTORY 沿革

2018年2月28日

ベンチャーキャピタル2社から1.428億円の出資を受ける

2017年8月1日

ラボを国立大学法人京都大学内に新設

2016年7月27日

本社を国立大学法人京都大学内に移転

2016年6月30日

ベンチャーキャピタル5社から4.3億円の出資を受ける

2016年6月17日

資本金が1.4億円に(資本準備金含む)

2016年3月30日

国立大学法人京都大学と特許実施権許諾契約締結

2015年5月15日

設立(資本金2,100万円)

CONCEPT 事業コンセプト

我々は、京都大学の研究シーズを元に、難治性疾患の革新的な治療薬を真摯に開発し、現在および将来の難病患者に喜びを届ける。   京都大学眼科学教室・生命科学研究科を中心に創業。大学発ベンチャーとして、京都大学とのパートナーシップを重視し、事業を推進させる。

MEMBERS 京都創薬研究所メンバー

代表取締役 CEO 最高管理責任者  武蔵 国弘
取締役 研究推進部長  久納 紀之
取締役 CMC企画部長 岡本 征己
取締役 事業開発部長 武藤  栄
  臨床開発部長 平田 文樹
 

CMC企画部・研究推進部
研究員

山本由季子
取締役(社外)  京都大学イノベーションキャピタル株式会社 八木 信宏
監査役(社外)  津田和義公認会計士・税理士事務所 津田 和義
 医学顧問  京都大学大学院医学研究科 特命教授
(前眼科学教授)
吉村 長久
 医学顧問  京都大学 網膜神経保護治療プロジェクト 
准教授
池田 華子
2018年5月11日現在

PROFILE 京都創薬研究所実務メンバー紹介

代表取締役 社長

武蔵 国弘

1998年に京都大学医学部を卒業後、眼科医としてキャリアを積み、専門は黄斑疾患です。大学院に在籍中にNPO法人と医療系のIT企業を設立。2007年より大阪にて、眼科クリニックを開設。2014年に医療機器会社を設立。これらの事業経験を買われ、また、KUS剤の可能性に惚れ込み、2015年5月より京都創薬研究所の代表取締役社長に就任しました。医学博士。大阪大学医学研究科招聘教授(2016年4月~)。著書「医者は病院の外に出よ(幻冬舎)」

取締役 研究推進部長

久納 紀之

1992年岐阜薬科大学大学院を修了し、参天製薬株式会社に入社。在籍していた2014年末まで主に網膜硝子体疾患に対する薬剤、新規治療法創出に関わる研究開発に従事。2015年5月京都創薬研究所の取締役に就任。医学博士。

取締役 CMC企画部長

岡本 征己

大学で化学工学を専攻後、小野薬品工業株式会社に入社し、製薬の原点である医薬品製造から最上流の創薬分野まで、幅広い業務で経験を積みました.田辺三菱製薬株式会社では、新薬開発プロジェクトや研究所でマネジメントを行い、全社視点でものごとを考えて判断するバランス感覚を培いました。京都創薬研究所では、自身の新薬開発キャリアの集大成を目指しています。工学博士。

 

取締役 事業開発部長

武藤 栄

1992年に経済学部を卒業後、眼科関連製薬会社に入社。国内におけるMR、マーケティング業務、海外事業におけるマーケティング業務を通じ製薬企業での新製品の開発、上市にマーケティング視点での製品開発に関与した経験を有する。これらの経験をベンチャー企業で最大限に生かしたいと考え、2016年11月に京都創薬研究所に入社。
 

臨床開発部長

平田 文樹

1991年に京都薬科大学を卒業し、某製薬メーカーで市販後臨床試験を経験した後、眼科系製薬メーカーにて約20年間臨床開発業務に従事した。その間、複数の眼科疾患(眼底造影、眼循環改善、眼圧下降薬、ドライアイ治療等)の臨床開発を経験した。よりダイレクトに臨床開発に携わり、アンメットニーズに応える薬を世に送り出したいとの想いから、2017年4月に京都創薬研究所へ入社。

CMC企画部・研究推進部 研究員

山本由季子

大学では教職を志し、教諭及び専修免許を取得。修了後、医薬品及び化粧品業界の研究開発に従事し、主に製剤処方検討、分析、薬物動態、監査、薬事等、様々な業務を経験しました。少しでも早く患者さんへ新薬をお届けすることを目指しています。
 

 

KUS剤について

 KUS 剤(Kyoto University Substances)は、細胞内 ATP を消費する蛋白質(ATPase)の一つである VCP の ATP 消費を抑えて細胞の変性・死滅を予防・抑制するという新規薬理作用を持ちます。動物実験において、網膜神経節細胞・視神経線維に保護的に作用し、緑内障の進行を抑制する効果があることが確認されました。緑内障は世界の視覚障害要因第 1 位の原因疾患で、現在は眼圧を下げる薬物療法と手術が唯一の治療法ですが、新しいメカニズムで薬効が期待できる KUS 剤は、アンメット・メディカルニーズを解決する新規治療薬として、さらには他の網膜疾患や眼科以外の様々な変性疾患などへの応用が期待できます。